ブログを始めて1年、しっかり書き出してから9ヶ月くらいになりました。
実はその中でも一番読まれているのが、フープピアスの作り方の記事👇
パリ生活になんら関係ない記事です(笑)
私のように、ネット検索しながら自分好みのアクセサリー作ってる人多いんだなぁ〜と再認識。
でもハンドメイドのアクセサリーって、壊れやすいですよね。。
そこで今日は、アクセサリーを長持ちさせるコツをひとつご紹介したいと思います☺️
留め具に丸カンを使わない!
この記事を書いた後くらいから、友達や知り合いが買ってくれたり、いくつかEtsy(yumeti)で販売したりしてるのですが、他の人に使ってもらうにあたって悩んで変えてきたことがあります。
その中でも一番悩んだのが、ブレスレッドやネックレスの留め具に丸カンを使うと、ちぎれやすいこと。丸カンは切れ目があるので、引っ張ると開いて切れてしまうんですよね😞
もちろん、ブレスレッドやネックレスの留め具には、丸カンを使うのが基本です。
私は昔から自分用にもたくさん作っていますが、私はアクセサリーは水にはなるべくつけないようにするし、ベッドに入る時は外すし、どんなクオリティーのものでも結構丁寧に扱う方です。なので、正直丸カンを使っていても壊れたりちぎれたりすることは一切ありませんでした。
でも、友達に販売するようになって、立て続けに2〜3件、留め具が切れたと報告が。。😨(幸いにもEtsyで売れた分は特にそういう連絡はなかったのですが)
確かに、周りのフランス人の友達を見ていると、アクセサリーいっぱいつけたままプールで遊んでるし、シャワーの時も寝る時もつけたままという人が結構います。
手作りは壊れやすいと認識してくれている人も多いですが、お金をいただいているからには、すぐに壊れてしまっては困る・・・
特に私は、せっかくなら長持ちするようにと、結構値の張る14金ゴールドフィルドという材料を使っているので、丸カンごときの問題ですぐ使ってもらえなくなるなんて悲しい・・・
これは大問題!強度を上げなくては!ということで、すぐに丸カンを使わずに留める方法を考えました。
二重カンにしてみようか、半田ごてとかで溶接できないか・・と色々悩んだ結果、アーティスティックワイヤーを使ってメガネ留めで留める方法に行き着きました。
もちろん、丸カンを使うより時間はかかります。
慣れないうちはうまく出来ないこともあります。
でも、メガネ留めでちゃんと留めれば、どんなにひっぱっても、留め具のところでちぎれたり外れることはもうありません♪
メガネ留めでチェーンを留める方法
ここからは具体的に、アーティスティックワイヤーでメガネ留めをする方法をご紹介します^^
まず、仕上がりはこんな感じ👇
思ったほど目立たないし、メガネ留め自体、結構可愛い感じで気に入っています。
それではメガネ留め、練習してみましょう!
準備するもの
- 両端に繋げたいもの(チェーンや、カニカンなど)
- ペンチ
- 丸やっとこ、平やっとこ
- アーティスティックワイヤー 0.40mm
私は基本的に華奢なゴールドのアクセサリーを作っているのですが、メガネ留めのワイヤーは0.40mmのものを使っています。あまり細いと両端の丸いメガネの部分の耐久性が落ちるので、0.4mmくらいがベストだと思っています。私が使っているのと同じワイヤーもamazonや楽天でも買えそうです👇✨
作り方
①ペンチでワイヤーを10cm程カットします。実は5〜6cm程でも出来ますが、慣れないうちは長めにとった方がやりやすいので、10cmで始めましょう!
②4cmくらいのところを平ヤットコで掴み、直角に折り曲げます。
③直角に折ったところを丸やっとこでつまみ、丸やっとこのカーブに沿ってワイヤーを巻きつけ、2本のワイヤーが直角になるようにします。巻きつける時に1、2度丸やっとこを少しだけ回転させながら巻くと綺麗に巻けます。
丸ヤットコの使う部分によって、丸の大きさを調整することができます。私はほぼ先っぽの方を使って、直径約2mm位の丸にしています。
仕上がりはこんな感じ👇(私もそんなに上手ではないですが…^^;)
⑤私はすっかり忘れてしまったのですが、ここでこの丸い部分に、繋ぎたいチェーン等を通します!忘れないでね。
チェーンなどを通したら、丸めた部分を、平ヤットコで平らな状態でしっかりつまみます。つまんだまま、短い方のワイヤーを長い方のワイヤーにぐるぐると3周程巻きつけます。(メガネの間のぐるぐるが長いほうがよければ、周数を増やしてください)
なるべく、ぐるぐるのワイヤーが詰まるように巻きましょう。
なるべく詰めながら巻いても、少し隙間ができると思います。その場合は、ぐるぐるを全体的に平ヤットコで挟んで、ぎゅっとすれば、綺麗に詰まります^^
⑤短い方の余ったワイヤーをペンチで切ります。切った端がピョコっと出たままだと危ないので、平ヤットコでカーブに沿って挟み押し、なじませます。
⑥写真のように、出来た丸い部分を自分に向かって立てる感じで、平ヤットコではさみます。挟んだまま、上に出ているワイヤーを奥に向かって直角に折り曲げます。
⑦手順③の時と同じように、直角に折った部分を丸ヤットコで挟み、丸やっとのカーブに沿って丸めます。丸めたら、ここでもう一方の繋ぎたいもの(チェーン、カニカンなど)を通します。
⑧今巻いた方の丸い部分を平ヤットコで挟み持ち、残ったワイヤーを、⑤で巻いたグルグルの上から同じようにグルグル巻いていきます。なるべく隙間が開かないように、しっかり詰めながら巻いていきましょう。
下が3周であれば基本的にはこちらも3周になるはずですが、周数は特に気にしなくてよいので、下のグルグルが見えなくなるまで巻きます。
巻き終わったら、残ったワイヤーをペンチでカットし、切り端を平ヤットコで抑えてなじませます。(カーブに沿って小刻みに挟み押すとよいです)最後に手で少し撫でてみて、しっかり馴染んでいるか、危なくないかをチェックしましょう。
これで完成です!
最初は少し難しいですが、数をこなせば短時間でささっと巻けるようになってきます^^
アクセサリーが壊れやすくて悩んでいる方、お友達やお客様に作品をお渡ししている方、ぜひ試してみてくださいね〜♡
どうしても丸カンを使いたい時の強度アップは・・・
メガネ留め、便利だけどちょっと面倒だな。
自分用だし、そこまでしなくても…という方は、丸カンでも少しだけ強度をあげる方法がありますよ^^
丸カンが外れやすい原因は、丸くてクルクル回ってしまうので、切り口のところからチェーン等がすりぬけてしまうことにあります。
なので、クルクル回らないようにすれば取れる確率は減ります。
全ての材料をつなぎ終わったら、丸カンを写真のように切り口を真上にしてまっすぐ平ヤットコで挟み、慎重に力をくわえながら少し楕円形になるように潰します。
こんな感じ👇
私はちょっと下手で切り口がガタガタしてしまってますが、なるべく綺麗になるようにしましょう・・・😅
私も見た目の関係で、チェーンものの一番端、チャームをつけるところだけ、この方法で楕円にした丸カンを使っています。
少し楕円にするだけでも、両側から引っ張られて、切れ目の部分は常に真ん中に留まってくれるので、強度はアップします。
とはいえ、もともと丸のものを楕円にするのは、そんなに勧められたことではありません。パーツ屋さんでは「Cカン」という名前で、もともと楕円のものが売っています^^
こちらもぜひご活用ください♪
以上、アクセサリーの強度をアップする「メガネ留め」の仕方をご紹介しました♡
ハンドメイド好きの方、こちらの記事もぜひどうぞ😊