パリには何年も前からVelib'(ヴェリブ)というシェアリング自転車があります🙂
街中にたくさんあるステーションのどこで借りてどこで返してもよい自転車。
スーツを来たビジネスマンも、スカートをはいたおばあちゃんも、みんなVelib'で気持ちよーくパリの街中を駆け抜けています🚲
ちなみに、Autolib(オートリブ)という、誰でも使えるシェアリング自動車もあります🚗 CityScoot(シティースクート)というスクーターも🛵。
シェア文化が発達しているそんなパリで、
今年の6月頃から始まりみるみるうちに街中で見かけるようになった新しい公共のシェアリングサービス、それがこの・・・
キックスケーター!!
(キックボード?)
その名もLime-S(ライム エス)。アメリカから来たサービスだそうです。
キックスケーターのことはフランス語でTrottinette(トロチネット)と言い、子供だけでなく大人も乗っているのをちょくちょく見かけていましたが、まさかトロチネットがシェアリングになるとは。
先日パリに遊びにきた友達が「乗ってみたい!」と言うので、ついに私もLimeアプリを登録し、トロチネットデビューを果たしました🍋
このLime、電動なので、スイー🛴スイー🛴と大変快適に進みます。
何より、Velib'と違ってステーションはなく、どこでも好きな場所に乗り捨てが可能!
使い方も意外と簡単でちょっとした移動にとても便利なので、登録と乗り方についてご紹介します^^
Lime-Sの登録の仕方
Lime-Sは、ユーザー登録とクレジットカード登録をしないと使えません。
登録の仕方を見てみましょう🙂
①Limeのアプリをダウンロードしてユーザー登録。
Lime-Sを使うには、スマホにLimeのアプリをダウンロードする必要があります。
電話番号かFacebookでユーザー登録をします。
旅行中の方は、電話番号だと確認のSMSが受け取れないかもしれないので、Facebookがおすすめ。
②クレジットカードを登録
アプリ左上のメニューから、
Wallet→右上のPayment→Add Credit / Debit Card の順に進むと、カード情報入力画面が出ます。
カード番号、有効期限、カード裏の3桁のCVCコードを入力しましょう。
ここまでで、Lime-Sを使う準備は完了😄♪
Lime-Sの乗り方
①借りれる状態のLime-Sをアプリで探す
Limeにはステーションがなく、どこでも乗り捨て可能と書きました。
つまり、乗りたい時はどこにLimeがあるか探さなければいけません!👓
アプリに出る地図は、パリ内のどこにライムがあるかを示してくれています。
↑この画像にはないですが、通常は現在地が青い丸で表示されるので、地図を見ながら乗りたいライムの元へ向かいましょう。
また、Limeは電動なので電池で動きます。電池が切れると動かなくなってしまうので、地図上で残り電池も確認しておきましょう。
②Limeと出会えたら、バーコードをスキャン
Limeに辿りついたら、アプリ下部にある「SCAN TO RIDE」のボタンを押してスキャン画面を出し、握り棒についているバーコードを読み込みます。
これでこのライムが一時的にあなたのものとなりました✨
アプリ上では借りてからの経過時間や、走った距離などが確認できるようになります。
②ボタンを押して走る
さて、運転…の前に。
知っておいてね。Limeの規約では、運転には免許証の携帯とヘルメット着用が必要です。(ヘルメット被ってる人はほとんど見たことないけど…😅)
では行きましょう!
足で少し助走を付けてから、右手のハンドルに付いている「Go」のサインがある黄緑のボタンを押すと、電動でスィーっと進むようになります。
左手のハンドルにはブレーキが。
手前の小さな表示器には現在のスピードと残り電池量が表示されます。
最初はゆっくり走って、慣れるまで練習しましょう✨
キックスケーターは基本、車と同じ立場なので、車道を走らないといけません。
が、パリの車の運転は結構乱暴です・・危険です><
走る時は走行車に注意して慎重に。
ただ単にキックスケーターを楽しみたいのであれば、車道よりも、セーヌ川の遊歩道ならのびのび走れておすすめです。(歩行者に注意してくださいね)
③乗り終わったらアプリで終了ボタンを
目的地についたら、アプリの下部にある「END RIDE」を押して、停めた場所の写真(マストです)を撮って返却終了です。
どこで返してもいいのですが、もちろん、歩行者や車の妨げになる場所においてはいけません。
歩道の木の側など、他の人の迷惑にならない公共の場所にポッと置いておきましょう。
ちなみに、まだ返却したくない(他の人に取られたくない)けど、途中でコーヒーを飲みたいな…スーパーで買い物をしたいな…なんて時には、返却ではなく「休憩」モードにすることができます。
写真を撮り忘れてうろおぼえなのですが、「END RIDE」を押したあとに、さらに「END」と「PAUSE」のように2種類ボタンが出て来たと思います。そこで「PAUSE」を選ぶと休憩モードとなり、道路に置いておいても他の人が借りれない状況になります。休憩モードでは賃貸時間は増えていきますので、料金がかかっていることをお忘れなく。
料金は?
Limeのアンロックに1ユーロ。
利用料は1分につき0.15ユーロです。
例えば1時間使ったら、1 + 0.15x60 = 10ユーロ。
注意点や問題点
まだまだ新しいサービスで課題はあるなという印象です。
乗りたい時に見つからない
まず、あまり台数がなく、借りたい時になかなか見つからない😢
夜は電池切れのスケーターが増えて、使えるものがほとんどない。
公式サイトのヘルプには、朝9時に全台フルチャージになると書いてあるので、夜間に回収してチャージしてるようです。
同じくヘルプを読んでいて知ったのですが、何やら(お家で?)充電してくれた人には、謝礼金が出るシステムもあるみたい。(ほぼ満タンまで責任もってチャージしないといけないみたいですが)
また、Limeに乗って家に帰って、またあとで使いたいから・・と、家の中まで持って入ってEND RIDEにしてしまう悪い人が沢山いるようで、アプリの地図にしたがってLimeを探しにいっても、地図に示された場所にないことも😭そういう時は大体、建物の中に入れられてしまっています。アプリで「Limeがないよ!」と報告ができるので、どんなに探してもない場合は、残念ですが諦めて、報告しておきましょう。
充電が切れると乗れなくなる
当たり前ですが、借りている途中に充電切れになると、動かなくなります🔋
私たちが借りた時も、途中で「休憩モード」で停めてお買い物している間に充電がきれてしまい、引き続き乗って行きたかったのに結局その場に置いていくことになりました。
また、乗っている時に電池が切れてしまったことも。パタッと止まるわけではなく、徐々に加速が出来なくなっていきます😅
ちなみに電池切れになっても、アプリで「END RIDE」を押すまでは料金が加算されていきますので、忘れずに終了しましょう。
スマホの電池切れにも注意
Limeは全てスマホアプリで操作するので、借りている途中でスマホの電池が切れてしまうと、「END RIDE」が押せないので返却ができず料金が嵩んでいってしまいます。
スマホの電池が十分あるか確認してから借りるようにしましょう^^
車道を走るので危ない
先ほども書きましたが、やっぱり危ない。
キックスケーターは立ち乗りだし、結構スピードが出るので、バランスを崩したら…走行車と接触したら…と考えると怖いですね😭
乗るなら慣らしてから。スピードは出しすぎず。
免許証の携帯と、ヘルメットの着用が必要ということになっています。
決まりを守って安全に利用しましょう😃
BIRDという同じようなサービスもあります
Limeだけでなく、BIRD(バード)という公共キックボードもあります♬
白黒でLimeよりちょっとスマートな外観✨
とはいえ、使い方はアプリをダウンロードして、スキャンして・・・と、Limeとほとんど同じです。
こちらも乗ってみました!
感覚としては、BIRDの方が数がある。気がする。
でもBIRDは21時になると充電のために全て回収されて、朝6時まで1台もいなくなります。(Limeも夜は充電のために回収されると書かれていますが、実際結構遅くまでアプリ地図上に表示がされています。)
料金体系も同じくらいなので、私はLimeもBIRDも登録していて、両方見るようにしています😃
パリの新しい楽しみ方✨
みなさんもぜひ一度Lime-Sでパリの街を駆け抜けてみてくださいね!